macOSで自力ビルドしたWineの日本語対応

前回自力ビルドしたWineで不足している日本語対応について説明する。

ビルドした時点でも概ね日本語表示はできる状態である。しかしメモ帳やワードパッドなどに日本語を入力すると、いわゆるトーフになる。本稿では、こちらの情報をもとに、これを解決したい。

いきなりであるが、次のリンクからレジストリエントリのセットをダウンロードして欲しい。

Wine_Registry

このレジストリエントリセットは、こちら(オリジナル)の情報を分解してレジストリエントリ単位にしたものである。以下、順に説明する。

  • Favorites.reg
    レジストリエディタのお気に入りを追加するエントリである。オリジナルに比べSystemLink、FontSubstitutesの2つのお気に入りを削っている。

  • FontLink.reg
    FontLinkとSystemLinkを追加するエントリである。SystemLinkは、macOS Sierra以降でヒラギノフォントのファイル名拡張子がttcになったため、こちらを参考に、ファイル名に続いてフォント名を記載した。正しいかどうかは不明。

  • FontMapper.reg
    レジストリ項目FontMapperを追加するエントリである。ググったが、今ひとつ目的が不明。

  • Replacements.reg
    トーフ対策の要と筆者が考えるレジストリエントリである。筆者の確認レベルではFontLinkとSystemLinkを追加しなくても、これだけで行けると思っている。

  • SystemLink.reg
    FontLink.regで追加したエントリをWineオリジナルに戻すためのもの。FontLink.regで追加したエントリを削除してから適用する。

  • TokyoStandardTime.reg
    実際のWindows PCのTokyo Standard Timeのエントリをコピーしたもの。Wineデフォルトのエントリとは、地位域名の翻訳などが異なる。

  • Wine.reg
    Wineのセッティングに関するエントリ。ただしDirectDrawRenderer=openglWindowsFloatWhenInactive=nonfullscreenはWineのデフォルト値である。またDllOverridesはキーのみのエントリであり、Driversも設定しなくても良いと勝手に思っている。

長々と説明したが、結論を言うと、Replacements.regのみ追加すれば事足りると思う。好みでFavorites.regをどうするかというところか?

なお、レジストリエントリのインポートはwine regeditでレジストリエディタを起動し、レジストリメニューをクリックすることで可能となる。(下図参照)


レジストリのインポート

参考サイト

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